山崎どうぶつ病院BLOG

2015.07.18

小林義崇先生

山崎どうぶつ病院で眼科クリニックを担当いただいている小林義崇先生。

 

優しい物腰と的確な診断が飼い主様ご家族に好評です。

当院で小林先生に眼科診療を担当していただくようになって早いもので8年になりました。

 

その小林先生がご自身の獣医眼科専門病院を5月に開院されました。

 

先日,内覧会で小林先生の病院にお伺いしました。

小林先生の雰囲気にあったとても素敵な病院です。

 

ご自身の病院を開院後も引き続き当院での眼科クリニックは担当いただきます。

ただし診察日が木曜日から水曜日に変更になりました。

ご予約の際はご注意下さい。

 

http://animaleyecare.jp

 

2015.07.07

ペットの歯科予防のススメ

私たちはなぜ歯磨きをするのでしょう。

そう、虫歯にならないようにするためですね。

 

近年、ペットの犬猫もブラッシングをおこなうことが推奨されています。

しかし人間のはみがきとは目的ややり方が少し異なります。

 

犬や猫は実は虫歯は少ないということをご存じでしょうか?

ではなぜ歯磨きをするのでしょう。

 

犬や猫は歯周病で歯が悪くなります。

この歯周病の原因が歯石です。

犬や猫は歯周病予防のために歯石をつかないようにする歯磨きが必要なんです。

 

歯石の原因はペリクルと呼ばれる唾液のヌルヌルです。

これが歯に一定時間付着することで歯石になってしまいます。

「この歯石を予防する方法」でブラッシングすることが大切です。

正しい方法を動物病院で指導を受けておこないましょう。

(犬では近年齲歯の報告も聞かれます。比較的まれにですが)

 

専用のケアグッズもあります。

2014.01.22

無麻酔歯石除去について

歯石除去に麻酔は必要か?必要でないか?

 

獣医師:「○○ちゃん,歯石がついてきましたね.早めに歯石を除去しておいた方がいいですよ。」

飼い主さん:「でも先生,歯石取るのって麻酔しないといけないんでしょ?歯石取るだけのために麻酔かけるのは怖いな〜」

当院の診察室でもよく取り交わされるやりとりです。

 

以前から歯石除去に麻酔が必要か否かの議論があります。

一部の動物病院やトリミングショップでは、「身体へのリスクが少ない」「動物の身体に優しい」という理由から麻酔なしで歯石除去がまことしやかにおこなわれているようです。

 

しかし獣医歯科学を専門とする獣医師らから、

「無麻酔での歯石除去はむしろ動物に肉体的・精神的苦痛を強いることになる」

「正しい歯石処置をおこなうことができない」

という指摘があります。

 

「歯石除去」とはどのようなことをするのでしょうか?

正確な内容を知っていらっしゃるご家族は少ないかもしれません。

歯石除去の重要なポイントは「歯の表面に付着している歯石を取ること」より「歯周ポケット内(歯茎の内部)の歯面に硬く付着した歯石を除去することで歯周病を予防する」ことです。

そのためには、スケーラーという鋭利な先端部をもつ金属性の器具を歯周ポケット内の歯の根面にあてがい力をかけ細かく動かして根面に付着している歯石を掻き取るのです。

スケーラーを無麻酔で歯周ポケット内部の歯に当てると犬は首を激しく振るなどして嫌がります。

頭を強制的に押さえると体を強張らせ逃げようともがきます。

この状況では歯石除去の際に歯周ポケット内の歯肉や根面を傷つけて歯が悪くなってしまう恐れが充分にあります。

歯周ポケット内の歯の表面にエナメル質がないため傷つきやすくとてもデリケートな取り扱いを必要とするエリアなのです。

また歯石除去後の歯の表面をなめらかにする処置(ポリッシング)も必要です。そうでないと不正な表面の歯にはより歯石が着きやすくなります。
無麻酔で歯石除去をしようとすると治療中に動物の急な動作によりスケーラーが動物の舌や口腔粘膜、顔面(目など)を傷つける危険性もあります。

犬は人のように口をあけたままの静止状態を維持できません。時間のかかる緻密な処置を正確におこなうことは不可能でしょう。

また、不快や恐怖から逃れようとして動物が術者や介護者を咬む危険性もあります。

無麻酔の歯石除去で口に触れられるの嫌いになった子は日常の歯磨きなどもさせてくれなくなります。
ワンちゃん達にとって恐怖や痛みがあっても動きを封じられて逃げられない状況(精神的苦痛)は動物に優しい治療とは言えないと考えます。

動物の歯石除去時の麻酔による合併症で飼い主とトラブルになることを憂惧しあえて麻酔を避ける獣医師もいるかもしれません。

全身麻酔の重篤な合併症の発生頻度は極めて稀と言えます。

全身麻酔下で治療を行うメリットの方が明らかに大きいと考えられています。

合併症のリスクより処置を受ける動物の利益が多いのであれば全身麻酔は正当なものといえるでしょう。

私たちは動物たちには可能な限り不要な痛みや苦しみから守ってあげたいと考えます。

意識がある状態で体を押さえつけて治療をおこなうことは「動物に優しい」にはならないとでしょう。

麻酔下では無意識、無痛、不動状態となりますので恐怖や痛みを感じさせず動物を不動化できるため正しい歯石処置を安全におこなうことができます。

以上の理由からワンちゃん達に危険や苦痛を与えずに適切な歯周治療がおこなうために全身麻酔が必須なのです。

 

歯石除去前 歯石除去後
歯石除去前 歯石除去後

2013.12.07

新しいスタッフです!

紹介させていただきます!!ボーダーコリーのパーシー君です.

彼はまだ生後4カ月わんぱく君です.毎日院長と出勤してきます.

いろんなことを吸収しながらぐんぐん成長中です

2013.10.25

以下の様なCNN報道が。皆様もご注意を。

ペット用ジャーキーで犬猫に被害、大部分が中国産か?

米食品医薬品局(FDA)は10月22日、ペット用のおやつのジャーキーを食べた犬や猫が具合が悪くなったり死んだりするケースが続出しているとして、獣医師や飼い主に注意を呼びかけた。

FDAによると2007年以来、犬3600匹以上と猫10匹について、ジャーキーを食べさせた後に具合が悪くなったという報告が寄せられた。このうち580匹以上が死んだという。

注意を要するのは特定ブランドに限らず、「数多くのブランドのおやつ用ジャーキーで症例が報告されている」とFDAは説明。「唯一共通しているのは、チキンまたはカモ肉のジャーキーを食べたという点で、大部分は中国から輸入されたものだった」としている。

動物医薬品センターの幹部は「我々が扱った中でもこの問題は特にとらえにくく、謎が多い」と話す。

原因となったジャーキーの大部分は中国産と見られる。ただ、これまで1200以上のサンプルを検査したものの、原因は特定できていないという。

FDAは実態を把握するために獣医師に協力を求めるとともに、飼い主向けにも情報を公開し、食欲の減退、元気がなくなる、嘔吐、下痢、水の摂取量と尿の量の増加といった症状に注意するよう促した。

ジャーキーを食べて具合が悪くなった場合は、残ったジャーキーを元のままのパッケージごと密封できるビニール袋に入れるなどして保管し、FDAから要請があった場合に提供してほしいとしている。

 

2013.10.11

メガネが壊れてしまいました

先日、はずしたメガネを枕元に置いて就寝しました。翌朝起床するとメガネが何かに潰されたかのようにゆがんで壊れていました。犯人はおそらく彼でしょう。こじろうくん、体重11キロ。現在ダイエット中で〜す。

2013.10.04

診療後の待合室で…

ひっそりとした深夜の待合室に何か動くものが…

家を守ってくれるといいますが。かわいいです。

blog4

2013.10.03

アウトプットとインプット

先週は土日連日でスタッフ学会出席のために病院を休診とさせていただきました。

病院をお休みにして動物達やその後家族にご迷惑,ご不便をおかけすることは心苦しいことです。

その分勉強してきたことを明日からの診療に生かすことで常に新しい診断治療技術をご提供したいと思います。

JBVP2013 大会参加者集合写真

2013.09.20

やあ!

って挨拶しているみたいでしょ。

 

kitten

2013.09.03

笑う犬

ご存じの方も多いと思いますが犬って笑うんですよね。

この子は椎間板ヘルニアの手術で入院してました。

術後歩ける様になってご機嫌のところです。

今度は笑うところを撮れたら再度アップしますね。

 

laughing dog

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