山崎どうぶつ病院BLOG

猫の歯周病予防

2017年04月17日

猫は犬よりもお口が小さいので歯磨きも小さいブラシのほうが磨きやすいです。

日常多くの猫ちゃんの口腔内を診察しています。

前にも申し上げましたが犬や猫の歯磨きの目的は歯石を着かない様にして歯周病を予防するためです。

しかし歯に歯石がたくさん付着しているにもかかわらず歯周病があまりない猫ちゃんもいればそれに反して歯石はそれほど付着していないのに歯周病や歯肉口内炎がある猫ちゃんもいます。

猫ちゃんの場合は口腔内にいる歯周病菌の数や種類、また猫ちゃんの身体状態によっても歯周病や口内炎の症状は異なるようです。

猫ちゃんの中には唾液のヌルヌルだけでなく柔らかい歯垢(プラーク)が歯に付着することで歯肉や口内炎を起こしていることがあります。

特にトラブルが起きやすいのは上顎の奥歯(前臼歯)です。

猫ちゃんの場合はこの場所を意識してブラッシングやクリーニングするだけでも歯周病の予防効果があがると思います。

奥歯はブラシや綿棒が届きにくいのでクリーニングにちょっとしたコツがいります。

動物病院に相談してテクニックを伝授してもらうと良いでしょう。

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