ワンちゃんネコちゃんに歯磨きする目的 No.3
2017年02月14日
歯石の原因となるのはペリクルと呼ばれる唾液のヌルヌルです。
歯に付着しているペリクルを除去してあげることが犬猫のブラッシングでは大切なんです。
ペリクルを除去しやすくするためブラッシングの時には歯ブラシと一緒にお水をトレイに入れて用意したおきます。
そして歯ブラシをトレイの水で充分に濡らしてから使用します。
そうすると歯の表面などに付着したペリクルが除去しやすくなります。
ペリクルがブラシにとれてきたらトレイの水でブラシを洗ってキレイにしましょう。
それから続けて他の歯も同様にブラッシングしていきます。
ペリクルが歯石になるまでの時間は16時間といわれます。
そのため、可能であれば1日2回ブラッシングすることをお勧めしています。
成犬や成猫は幼少時からブラッシングにならされているわけではありませんから最初は短時間で終わらせるようご家族お願いしています。
口腔内を診察すると「この子はこの歯が汚れやすい」「この歯が歯周病になりやすい」という場所がだいたいわかります。
獣医師に指摘してもらいその部位だけをブラッシングすることから初めてもよいでしょう。
獣医師や看護師がブラッシングしているのを見ていると簡単そうに見えますが実際に自分でおこなうとなかなか思う様にうまくできないもできないからといって落ち込むことはありません。
当院ではご家族に実際にブラッシングしていただき、どこが難しいのか、どこがうまくできないのかわかったらブラシを持って来院いただく様にお願いしています。
上記のことが明確になればピンポイントでテクニックを指導することは可能です。
当院では皆さんそのようにして少しずつブラッシングができる様になっていってます。