お知らせ

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

2017年11月01日

ニュースでも報じられましたが、猫からの感染に続き、犬からも、人へのSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染事例が報告されました。

 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について


今般、発熱・衰弱等に加え、血小板減少等の所見が見られた飼育ネコ及び飼育イヌの血液・糞便からSFTS ウイルスが検出された事例、並びに体調不良のネコからの咬傷歴があるヒトがSFTS を発症し死亡した事例が確認されました。
発症したネコやイヌの体液等からヒトが感染することも否定できないことから、SFTS を含めた動物由来感染症の感染を防ぐために、体調不良の動物等と接する機会のある人は動物を取り扱う際には手袋や防護衣等による感染防御が勧められています。
マダニ

 

【予防方法】

 

マダニに咬まれないことが重要です。

1 草むらや山など、マダニが生息する場所に入る際は、長袖・長ズボン、手袋、首にタオルを巻くなど肌の露出を避けましょう。
2 屋外活動後は入浴しマダニが付着していないか確認しましょう。
3 マダニに咬まれた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置してもらってください。
4 マダニに咬まれた後に発熱等の症状があった場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。その際、ペットの健康状態についても、主治医に伝えましょう。
5 ペットが体調不良の際は、直ちに動物病院を受診しましょう。
6 飼育犬、猫については、ノミ・ダニの駆虫薬を定期的に投与してください。
7 SFTSを含めた動物由来感染症の感染を防ぐために、ペットとの過剰なふれあいを控えてください。
8 野生動物は、どのような病原体を保有しているか分からないので、野生動物との接触は避けましょう。
※なお、マダニによる感染症は、日本紅斑熱などもあるので、マダニに咬まれないように注意してください。

 

厚生労働省のSFTSについてのページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html

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